基礎デザイン学科

science of design

デザインは分けられない
それを知ることから始まるデザイン
1年次
2年次
3年次
4年次
image
デザインをとらえる広い視野を身につける

デザイン論を通して視野を大きく拡張し、共通科目で基本的な教養の下地をつくります。
コミュニケーションやプロダクトの基礎演習に加えて、色彩や形態の原理を学びます。
デザインの水脈を見つける

ヴィジュアル、プロダクト、インフォメーションの演習を中心に、デザイン方法の多様性を学びます。同時に、言語論や記号論、テクスト研究などから表現と意味への認識を深めます。
デザインという複雑の全体像をつかむ

多様なデザインの方法を、豊富な演習授業を通して経験していきます。ノーテーション、シナジェティクス、テクストインフォメーション、オートポイエーシスなど知の先端を拓いていく多様な切り口からデザインの諸相を学びます。
すべてを横断しながらデザインの先端をつくっていく

中心はひとりひとりの卒業研究・制作へと移っていきます。ゼミに分かれて、それぞれの興味を尖鋭化させ、自分自身の課題に集中的に向き合います。
基礎デザイン学科は、デザイン諸領域を、科学・芸術・哲学を包括する生成の思想としてとらえ、デザインのあるべき姿を考え続ける学科です。いわゆるデザインの基礎課程ではなく、社会や産業、テクノロジーや文明を俯瞰しながら、デザインという営みの可能性を更新し再創造していきます。既にあるデザイン領域に対応する技能を教える場ではなく、ものづくりやコミュニケーションを背景とする環境形成の諸問題を、常に新たな視点から捉え、創造的な糸口を見いだしていく技能と能力の育成を目指しています。

教育カリキュラムは、多様な領域を横断しながらデザインを展開できる人材が、どのような知的背景あるいは技能を備えるべきかを問い続ける姿勢から編まれています。
4年間を通して展開されるデザイン論は、裾野の広いデザイン知を発展させる下地となります。自然現象を扱う自然科学、社会現象を扱う社会科学、文化現象を扱う人文科学と関連して、かたちと意味の諸現象を扱うデザイン学としてそれらは位置づけられています。

技術を養成する演習群は、ヴィジュアル、プロダクト、インフォメーションの諸領域に広がり、ひとりひとりの学生が、それぞれの興味の進展に応じて履修できるように展開されています。つまり、学生ひとりひとりが独自の領域へ、それぞれの興味から接近できるようなカリキュラムが用意されています。