基礎デザイン学科

science of design

ヴィジュアルランゲージ研究

写真や文字といった常套的な表現手段を超えて、自分の手で旺盛にヴィジュアル表現を生み出せる造形力を鍛錬する。形のわずかな違い、動きのかすかな変化で表現される内容や受け取られる意味に大きな違いが出ることを手作りの動画を通して学習する。

音の模写

あるライオンの鳴き声の精密な再現を試みた。発音構造の分析により、鳴き声が複数の音成分から成り立つことを明らかにした上で、それぞれの音を考察した。その後、周辺環境から相似または代替となる音を収集し、ソフトウェアを用いてこれらを再構築した。

本演習の目的は、実践的なサウンドデザインの過程を通じて、音の構造とその効果に対する基本的な理解を深めることにある。

都市ラップ

どこからでもクリエイティブな素材をつかみ出し、自由自在に動画を生み出していく演習。ボン、パリ、アーメダバード、シャンハイ、ドネツク……といった都市の名前を、できるだけ正確なリズムに乗せ、ラップのようにバックビートに合わせて唱えて音源を作る。その音源から導かれる映像を、アニメーションとして制作する。都市名はそれ以上の意味を持たないが、提示されたイラストレーションには不思議と国際的な雰囲気が生まれる。