人形の中に少し小さな人形が入っている。これが5つの階層をなしていて、大きな人形を外すと小さな人形が現れる。これを「表現の条件」と考え、人形に独創的なヴィジュアルを付与するという課題。表現に一定のルールを設けることで、視覚的な論理と表現方法を生み出していくトレーニングである。
ほぼ相似に近いかたちが、段階的に小さくなるという状況を観察し、そこに自分独自の発想によるグラフィックデザインを展開していく。
船とは何かを根本から捉え直してみる。浮かぶ、とはどういうことか。どこに浮かぶのか。どうやって進むのか。アイデアを精密に練り上げ、名前を考え、それをロゴタイプとしてデザインする。そして構想する船の模型を作り、1/200の人体模型を配置して写真を撮る。さらにグッズやコミュニケーションツールを考案し、あたかも構想した船やそのサービスが、現実に存在するかのようにイメージを展開していく。アイデンティティの力を、構想をヴィジュアライズする過程を通して身につける。
NAZUSAI
岩艇
SLOW
森船