この課題における棒グラフは、数量の変化や割合を示すための頭的表現ではない。視覚デザイン上の表現ルールとして棒グラフを用いたもので、表現の内容は客観写生であり、同時に詩的なものでもある。学生たちは、棒グラフの単純明快な表現形式を通して物事のエッセンスを捉えていくことでわかりやすく簡潔なグラフィックデザインの魅力を体験する
架空のホテルを想定し、サービスの内容を詳細に構想しながらホテルの名称を考案し、そのロゴタイプをデザインする。同時に、そのホテルのインテリアや空間的な特徴を想定しながら、様々なコミニュケーションツールやインテリアデザインにロゴタイプを基軸とする様々なヴィジュアルデザインを展開する。これらのデザインを作り込んでいくことによって、構想されたホテルがあたかも本当に実現しているかのように感じられ始める。アイデンティフィケーションとはどのような営みのうちに育まれるのかということをデザインの実践を通して体験する演習授業である。
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