人工物のきれいさ、特徴、を再発見し、色見本で提示する。
色見本は、人工物(自然物)の色ばかりでなく、色の組み合わせや、素材、形・空間との関係において、またその機能や生活における役割、意味・価値などを表わすことになる。
色見本のデザインでは、これらの人工物の特徴、美しさ、価値を表現することが目標となる。色を美しく見せる色見本のデザインでは、色の選択やレイアウトにおいて、色の相互作用、色対比や色調和、グラデーション、など色彩論Ⅰで扱った色彩現象を利用することも考えられる。
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ものごとをよく観察して、「動き」と「色」の関係を探る。動きがあることで見えてくる色彩の美しさや驚きに着目し、実際に手を動かすことでかたちにしていく。身の回りには重力、浮力、磁力、摩擦力、空気抵抗、表面張力、毛細管現象など、さまざまな動力や抵抗がはたらいている。現象から引き出される「動きと色」に焦点を当て、色の出現/変化/反応をつくり出す。