mimicry(擬態)は生物界のみならず、人間の世界でも見られる現象だ。めだつ擬態、かくす擬態、その両者は生と滅の両極運動、生命リズムそのものであり、芸術行為の衝動となる。それを自分のテーマに落とし込み、分析し新たなヴィジュアルとして仮設構想するのが課題の趣旨だ。
もし自分の個展をひらくとしたら、どんな展示を計画するだろうか。展示物や場所を仮定し、必要なあらゆるグラフィックを制作する。展覧会を貫くコンセプト、大胆なヴィジュアル、細部に至るまで調整したタイポグラフィが、仮想した世界観を説得力のあるものへと昇華していく。
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