基礎デザイン学科

science of design

ヴィジュアルランゲージ研究

写真や文字といった常套的な表現手法を越えて、自分の手で旺盛にヴィジュアルランゲージを創出できる造形力を鍛錬します。 ことばは「意味」であり「おと」であり同時に「かたち」であることのリアリティを理解し、既存の枠から解放された表現の自由を一連の動画制作を通して学びます。意味、おと、かたちの相関を体験し直す契機をつくります。

2013年 課題1 こえのかたち

「おーー」と聞こえる連続的な「こえ」を素材とし、「意味」「音」「かたち」の生成の原初の状態を意識しながら、音源から喚起されるイメージを簡単な動画ソフトを用いて制作します。音とかたちの共振から意味的なるものやイメージがどのように形成されていくかを学びます。

2013年 課題2 ことば・おと・かたち

抑揚をつけて発せられた「ことば」を音源とし、自由で自律的な動画を制作します。「こえのかたち」の発展系です。発話の瞬間、こえの震え、その持続、緩やかな消失と空白、こえの余韻に呼応するかたちの余韻などに意識を通わせつつ「ことば おと かたち」の相関からイメージを広げていきます。他の学生の作品を参照しつつ表現の多様性を学習します。