基礎デザイン学科

science of design

ヴィジュアルコミュニケーション

ヴィジュアル・コミュニケーションの実践的な演習ですが、3年次にはよりコンセプチュアルな次元でデザインを展開するステージに移行します。表現したい内容を的確に可視化する力と、人の記憶に印象を刻印するコミュニケーションとはいかなるものであるかを、2つの課題を通して理解していきます。特に後半の課題は、視覚記号の運用によって、アイデンティフィケーションがいかに生成するかについて把握する実践的な演習になります。

2015年課題1 円グラフ

「円グラフ」を定型詩、たとえば「俳句」のような、形式の決まった詩的表現ととらえ、表象の可能性を探す課題です。
数量の比率を示しながらも、数量比較の機能を超えた象徴的な意味を円グラフの全体性の中に探していきます。

2015年課題2 複合カフェ

カフェでありながら、ただお茶を飲むのではない、特別な営みや価値、あるいはサービスをそこに付加していきます。
自分たちの考案したカフェの特殊性を適切に表現する名称を考え、そのマークやロゴタイプを制作し、様々な局面に展開しながら、店のリアリティを肉付けしていく方法を具体的に体験します。

calligrahy cafe