「マカロニ」をデザインし、その造形の要点を解説します。料理のレシピにも言及します。ソースが付着しやすい表面積、煮やすい均質な厚み、生産しやすく飽きのこないかたちが必須です。「食物原料」と「食べる」という行為を仲介するインターフェイスデザインとしてマカロニを捉えます。
「旅客会社」を構想してもらいました。本を携えた旅を提案する会社だったり、漂流体験を提供する会社だったり、あるいは軽く一杯ひっかけながら、おでんをつまんでいるうちに目的地に到着するという移動式屋台だったり……。店舗、広告、チケット、制服など、細部まで考えリアリティを煮つめながら、アイデンティティへの考察を深めます。