創作とは知っていて気づいていないそのものの性質を知る行為です。「紐」というありきたりのものに気づく練習は全員で一斉につくってみることで自分が気づかなかったことを知る機会を与えてくれます。
造形とは「かたち」を生成させることだけではありません。「かたち」が崩れ、退行していく最中に再生への予感を読みとることであり、新たな「かたち」の発現、「かたち」のなかの詩にふれる瞬間なのです。