よく知っているはずの自らの手。それは人間として共通する項を持っています。さて、手をどのように表現しようか。自らに問いかけること。つくりながら発見すること。これは「あたりまえ」に気づくことの練習です。
テーマは、「一枚の正方形の紙から何がつくりだせるか」です。自然の造形は繊細であり、流動しながらかたちを変容させていきます。それをどこまでわずか一枚の紙で擬態(mimicry)することができるか。