日時|2016年5月30日(月) – 9月24日(土)
会場|ホスピタル ギャラリーbe (徳島大学病院 西病棟1階ロビー)
主催|徳島大学病院
協力|武蔵野美術大学基礎デザイン学科
徳島大学病院内にあるホスピタルギャラリーbeでは、2009年より定期的に、本学科2年生必修科目「形態論II」(担当:板東孝明、柴田文江 本学科教授)課題選抜作品を展示しています。12回目となる今回は、2015年度作品「手がかり」を展示しております。
日常品はすべてなんらかのアイデアによって生産されています。ふだん意識しないで使っている製品も、動作や機能性や使い勝手を考慮してデザインされたもの。とりわけ、手で触れる取っ手やドアノブ、ふすまの引手などは、握りやすさや開けやすさ、引きやすさを考慮した「手がかり」そのものが「かたち」になったものといえます。「手がかり」にはもうひとつの大切な意味があります。それはデザインを考える人が「かたち」を生み出すためのいとぐちの発見。さらにはデザインを使う人の記憶や経験をひきだし、行為をいざなう「かたち」でなければなりません。美大生たちが半年間、「手がかり」とはなんだろう? と真剣に取り組んできた作品をぜひご鑑賞ください。
過去の展示風景を以下のリンクより映像でご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=JB5caz_eKQs&spfreload=10
この映像は「一枚の紙」展の展示設営風景です。4ヶ月ごとに徳島在住の多くの方々との協力により作品と、作品を紹介する5枚の大型パネルの展示替えがおこなわれています。
また、ギャラリー[be]についての書籍を本年2月上梓いたしました。
ぜひともご高覧いただければ幸いです。
『ホスピタル ギャラリー』
板東孝明(本学科教授) 編
深澤直人 / 板東孝明 / 香川 征 著、武蔵野美術大学出版局
四六判 272頁、2,160円(税込)
http://kisode-com.check-xserver.jp/archives/3436